報道Times東京・湾岸

編集方針

現場で見たことと、議会に残った記録を突き合わせる。

報道Timesは2019年4月に創刊した。東京湾岸の埋立地を中心に、都政、湾岸開発、交通、災害、経済、文化を扱う。記者6人、通信員14人。事務所は江東区の枝川にある。

編集室の机に広げた地図とノートの接写
枝川の編集室。壁の地図には、護岸の工事区間と水位計の位置を書き込んでいる。

何を書くか

湾岸の話は、数字と地図がなければ伝わらない。護岸の高さ、雨水貯留管の内径、交差点の待ち時間、コンテナの取扱量。どれも公表資料か現地調査で確かめられる。記事はその確認から始める。

埋立地の住民は、完成した街に住んでいる。工事の看板はもうない。だから過去の認可書と現在の設計を並べて読む。1964年の晴海の認可書には護岸の高さが4.5メートルとあり、いまの高潮対策の基準は5.8メートルである。

取材の手順

  1. 01議事録、予算書、都市計画図書を先に読む。事業名、所管、金額、期限を抜き出す。
  2. 02現場に行き、同じ数字を自分の目で測る。測れないものは測った人と日付を書く。
  3. 03所管に確認を取る。回答が得られない場合は、その旨を記事に書く。
  4. 04公開前に、数字の基準日と出典を表にまとめる。表にできない数字は本文で使わない。

数字の扱い

記事の数字には基準日を付ける。人口は住民基本台帳の月次、港湾の取扱量は年次、護岸の高さは施設台帳の年度版を使う。編集部が独自に測った数値は、測り方と日数を本文に書く。有明の交差点の94秒は、平日12日、午前7時から8時までを計測した平均である。

四捨五入の桁は記事ごとに統一する。パーセントは小数第1位まで、金額は億円単位で、必要なら万円を添える。

訂正と反論

誤りが見つかった場合は、該当記事の末尾に訂正を書き、同じ内容を一面の訂正欄にも載せる。日付、該当箇所、元の記述、正しい記述、根拠を並べる。削除はしない。

記事の内容について反論がある場合は、根拠になる資料の名前を添えて送ってほしい。三日以内に確認を始め、結果を返す。返信先の連絡先は公開しない。

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組織

編集部

記者6人。都政、湾岸開発、交通、災害、経済、文化の6部門に1人ずつ付く。写真は外部に委託する。

通信員

14人。江東区、港区、中央区、品川区、大田区に住む。区議会と自治会、商店街の記録を送る。

発行

電子版は平日18時。紙面は土曜。区議会と都議会の開催日は、その日のうちに短い記事を出す。